開業当初から15年間に渡って、BLOGにおすすめの参考書や問題集を紹介してきましたが、流石に読み切れないのでこちらのHPにまとめていきます。暇なときに書きます。


【厳選】低学年からやるべき問題集

『きらめき算数脳』(サピックスブックス)・・・全シリーズおすすめ。年中あたりからでも手が動くように作られている。カラフルで楽しい教材。ただし、いまSAPIXに通塾しているのであれば、内容はそこまで変わらないので無理に強制する必要は特にありません。初めて買う方には『数センス入門編』をおすすめします。評価10点中8点

 

 

5年生までにマスターする 山本塾の計算ドリル』(Amazonオンデマンド)・・・5年生までにというよりも、4年夏までには仕上がるようにしたい。一見、無味乾燥に思えるが、受験算数に必ず求められる計算のくふうの発想がしっかりと身につけられるように構成されている。できれば低学年(1~2年生)のうちから是非やっておきたい良書。分数・小数に入る前の段階では、ほかの計算問題集は一切要らない。まずはこの問題集にどっぷりとつかる経験が必要。高学年になって計算力不足とならないように。あれこれやらずに、計算はまずはこの本から。ちなみに、よく聞かれるのですがこの本の著者は私ではありません。親戚関係でもありません。評価10点中9点

小3~5年生向け

『計算名人免許皆伝』(東京出版)・・・計算に特化した問題集は巷にあふれているのですが、計算の「指南書」は少ない。この本は「中学受験算数」におよぶ計算技術をほぼ完全に網羅しているという点でずば抜けています。「問題集」ととらえるのではなくて、中学受験の経験のない保護者が最難関・難関校の生徒がどのように計算をしているのかという思考回路・メモの取り方などが細かく書かれた受験生の必読書です。(10点中10点・最高評価)

『でる順 過去問計算 合格への920問』(旺文社)・・・どのレベルの学校を受けるのであれ、とりあえずこの本は買いましょう。持っておいて全く損はないです。SAPIXの『基礎トレ』や四谷大塚の『計算』だけでは、十分な計算力はつきません。なぜか?塾配布の計算ものは毎日の学習習慣をつくるためのものであり、計算力が上がるわけではないのです。「速さ」「割合」「図形」などと同じように「計算力」というひとつの単元があるとお考えください。うちの子は「□を求める計算が苦手・・・」「単位換算が苦手・・・」と思ったら、すぐにこの問題集の目次をひらき、問題をピックアップして集中トレーニングが必要です。(10点中9点)